口と唇

口と唇でわかる性格

口の大きい人は【図１：標準的な大きさ】大将の器で英雄・豪傑の相と言われます。
女性では、仕事をバリバリなさる女実業家タイプの方が多いようです。
(しかし口がいくら大きくても、しまりがなくてはいけません。)
口の小さい人は、自分が前面に出るよりも人を助けるわき役で力を発揮します。
控えめでよく気がつきますが、バイタリティーに欠けるところもあるようです。

【図１】

唇の厚い人には、食欲・性欲とも旺盛で情熱家が多いようです。
唇の薄い人には、名誉・権力を重視するクールな方が多いようです。
唇に関して言えば、上下の釣り合いがよく、常にほどよいしまりがあるのがよいと言えます。
上唇のみ厚い人は、味覚が先天的に発達した美食家に多いようです。
心が豊かで、人に愛情を与えることに喜びを感じます。
(しかし厚すぎるに人には、愛情が深すぎて、しつこくなる場合もあります。)
下唇のみ厚い人には、食欲旺盛なところがあり後年肥満になる可能性があります。
愛情に関しては、与えるより受ける方を好む方が多いようです。

口の両側部(口角)が上がっている人【図２】には、何事に関しても良いほうに考えるプラス思考の方が多いようです。これに対して、下がっている人【図３】には、何事に関しても悪いほうに考えるマイナス思考の方が多いようです。

【図２】

【図３】

口と唇からわかる体の異常

唇の色と症状

唇全体が白っぽい人は、貧血症の方に多いようです。(ただし悪性貧血は別)

唇全体が赤っぽすぎる人は、心臓の熱量過剰の方に多いようです。(心熱症)

唇全体の赤黒さは、血液の流れが悪い場合に表れます。(瘀血【おけつ】体質)

上唇のみ赤っぽすぎるに人は、肝臓・胆嚢の熱量過剰の方に多いようです。(肝胆熱症)

下唇のみ赤っぽすぎる人は、胃・膵臓の熱量過剰の方に多いようです。(胃脾熱症)

性的に興奮すると、上唇に一時的乾燥の傾向が見られます。(上唇をなめる行為をする)

お腹が減ると、下唇に一時的乾燥の傾向が見られます。(下唇をなめる行為をする)

腎臓機能が衰えると、しゃべる時に唇の両端に唾液が泡状に出る場合があります。

大腸癌の場合には、唇の裏に紫色の直経5mm以下のハン点が表れることがあります。