イチョウ葉エキス

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イチョウ葉エキスの認知症改善作用

イチョウ(銀杏Ginko biloba L.)

ドイツでは、イチョウ葉の抗炎症作用、血小板活性化を見出し、初めは内出血の治療を目的とする血管治療製剤を 実用化しました。その後イチョウの青葉エキスには、次の作用があることが明らかにされてきました。

イチョウ葉エキスの作用

  1. 末梢血管を拡張する
  2. 血液の粘度を下げる
  3. 脳組織のブドウ糖の濃度を高め、有害な乳酸濃度を下げる

ご承知のように脳の組織は、他の臓器と違いエネルギー源としてはブドウ糖のみを使います。
乳酸はブドウ糖の代謝産物の1つとなります。
1~3はまさに脳の血流を改善し、脳を活性化する作用を示します。 更には軽度の認知症の改善に発展してきました。 認知症患者による臨床試験から記憶力の改善効果等が確かめられています。 認知症に対する効果発現には、服用を続けて4~6週間後と言われますが、副作用が少ないことも注目されます。

青葉エキスの有効成分は、ギンコライドをはじめとするテルペン類や各種のフラボノイドです。 ギンコライドはアメリカ・コロンビア大学の中西教授が発見されました。 PAP(血小板活性化因子)を抑制し血液をサラサラにします。 フラボノイド類は活性酸素の消去剤としても大いに注目されています。

(健康豆知識「生活習慣病と活性酸素」をご参照ください。)

東大先端科学技術センターの「イチョウ葉の抗酸化作用」に関する研究では、脂質過酸化反応を抑制し、酸化されたビタミンEの1つのα-トコフェロールを再生させることが明らかにされています。
また末梢血管の改善作用から、認知症以外にも手足のしびれ、しもやけ、肩こり、冷え性等にも効果が期待されます。

アメリカでは、従来の西洋医学に加えて伝統医学や民間療法も更に研究する必要があるとして、国立健康研究所 NIHの中に補完・代替医療センター NCCAM をつくり精力的な研究を始めています。
イチョウ葉の認知症に対する効果については1999年から、1,500人の患者を対象に6年間1500万ドルをかけて大々的な臨床試験に着手しています。(なお、1997年には、アメリカのルバール博士らの研究グループは202名の認知症患者について、1日120mgのイチョウ葉エキスを1年間投与した二重盲検法による臨床試験結果をアメリカ医学会誌JAMAに報告しています。イチョウ葉エキスの投与は、認知症患者の認知進行や社会生活を行う機能の病的進行を6ヶ月から1年は止め、更に改善の可能性があることが明らかにされています。)

日本では、お年よりの認知症が大きな問題となっていますが、従来の脳血管代謝改善薬は次々と市場から消えています。 このような現状から、アメリカの臨床試験の結果が大いに待ち望まれます。

認知症改善作用

イチョウは、裸子植物のイチョウ科 イチョウ属に分類されるただ一種の植物です。 病害虫に強く、火熱に耐える長命を持ち日本でも老樹が多く見られます。 御堂筋の街路樹も有名ですね。
地球上には2億5000万年前に現れ、6000年前の地殻変動、その後の氷河期にも生き残ったようです。 ダーウインは進化論の中でイチョウは「生きた化石」であると述べています。
生き残った場所は、中国南東部と言われています。現在は日本、中国、朝鮮半島に育っています。

日本には原産地の中国から遣唐使の僧侶たち、特に弘法大師空海によって持ち込まれたとも言われています。 17世紀に滞日したドイツ人ケンペルがヨーロッパに初めて紹介したと言われていますが、欧米に持っていっても何故か育ちが良くないようです。
イチョウは雌雄異株ですが、1875年平瀬作五郎先生が東大の小石川植物園で精子を初めて発見された話は有名です。

食用となるギンナンは、種皮中層が露出したものですが、中医方では白果と呼び泌尿器の病気に使われてきました。
医学的研究は主としてドイツ及びフランスで進められました。 この両国では青葉エキスが医薬品として使われ、10万人のドクターが年間1000万を超える処方箋を発行しています。 (ランセット、1990.2.24)製剤としては、ドイツのDr.Willmar Schwabe社のテボニンフォルテ錠剤(1錠中イチョウ葉エキス40mg)及びフランスのIpsen社のタナカン内服液(1mL中イチョウ葉エキス40mg)等が有名です。
これらのうちタナカンという商品名は田中角栄氏にちなんで付けられたそうです。 原料のイチョウの葉は以前はその大部分が日本から輸出されていました。 現在でも多くの日本農家がイチョウの管理栽培に携わっています。 栽培樹葉の総フラボン含有量は、古木や街路樹葉より大幅に高いと言われています。

(健康食品ガイド「イチョウ葉」をご参照ください。)

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