ガルシニア・カンボジアとは、アジア原産のタマリンド科の熱帯植物で、黄色または赤色のオレンジくらいの大きさの果実をつけます。 ガルシニアは、カレーの材料として昔から使われていて、アーユルヴェーダでは消化を助け食欲を抑える薬として長年使用されてきました。
ガルシニアをスパイスとして使った料理は、不思議なことに食べた人に満腹感を与えるという他のスパイスには見られない特徴があることや体重の減量効果もあることが知られています。
近年、この果実の持つ効果の学術的な解明が進み、ガルシニアの果皮に含まれる(-)ヒドロキシクエン酸(HCA)に、糖質から脂肪を合成する酵素の作用を阻害する働きのあることが発見されました。ガルシニアは、ダイエットスパイスとして、さらに運動持久力を増加させる食品素材として注目されています。
乾燥したガルシニアの果皮は、10から30%ものヒドロキシクエン酸(HCA)を含んでいます。
このヒドロキシクエン酸(HCA)は、レモンなどの柑橘類の果実に含まれている有機酸であるクエン酸より水酸基(-OH)を一つ多く持っている点が異なるだけで、非常によく似た物質です。クエン酸と同様、爽やかな酸味を有しています。
ヒドロキシクエン酸(HCA)はクエン酸と似た構造の有機酸です。 不斉炭素がありますので、光学異性体が存在します。その中で(-)ヒドロキシクエン酸(HCA)が、ガルシニアに含まれる主要有機酸です。また、HCAは分子内脱水によりラクトン型としても存在します。
食事で摂取される糖質(澱粉、砂糖などの糖類)は、体内で代謝されエネルギーとして消費されますが、必要なエネルギーとして消費されずに余った糖質は、クエン酸によって変換された後、ATPクエン酸リアーゼという酵素の働きを受けて、脂肪へ合成、蓄積されます。この脂肪合成経路にHCAが存在すると、以下の作用がもたらされることが明らかにされています。
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