血管新生のシグナル発生源がガン細胞の場合があります。
とくにガン細胞であった場合には、血管新生が頻繁に行われることも分かっています。
ガンが初期の場合は、通常直径が1~2ミリメートルといった小さなもので、この時には血管の新生は起きていませんが、いったん血管新生が起きると血管から酸素と栄養の供給を受けガン細胞の増殖が起きます。それからしばらくすると、その血管を利用して転移が始まります。
つまり、血管新生はガンの増殖と転移を促進させてしまうのです。
そこで、この血管新生を抑制することができれば、ガンの増殖と転移が起こらなくなり、結果としてガン細胞は栄養と酸素が得られることができないために死滅するはずです。
この試みはハーバード大学の学者が血管新生の促進因子と抑制因子のバランスを説明する理論を発表したことから始まります。
この理論によると、促進因子の増加や抑制因子の減少によって血管新生のバランスが崩れると、うまく制御できなくなりますが、外部から抑制因子を供給すすことで血管新生を制御できるようになるといいます。
この発表以後、1980年代の後半から、いくつかの研究グループによって、これらのことが証明されてきました。
その結果、軟骨に血管新生の抑制作用があることが分かりました。
鶏の卵(有精卵)の成長する胚には血管新生が起きますが、牛の硝子軟骨を卵の黄身の上におくと、本来伸びるはずの新生血管が軟骨周辺では伸びなかったのです。
さらに軟骨が「血管の内皮細胞の増殖を防ぐことができる」という事実も実験から確認されました。
同時に軟骨を熱を加えずに水で抽出された成分しか効果が出ないことが判明したのです。
軟骨は動物の関節を保護している大切な組織で、コラーゲン繊維などからできています。
哺乳類では体全体の1%もなく、安定した供給源にはなりませんが、サメには6~7%もあるので、サメ軟骨が注目を浴びることになったのです。
実際にサメ軟骨による血管新生抑制の動物実験も行われ、効果があることが証明されました。
サメ軟骨エキスとβグルカン食品の組み合わせが、より効果的と考えられます。
今日いくつかの研究機関において、血管新生抑制物質が医薬品の認可を取るために開発されています。
その中でもサメ軟骨は、医薬品の認可を取るために、カナダにおいて臨床試験が実施中で、第3相試験(フェーズ3)まで進んでいます。
最終的にはこの試験の結果次第ですが、医薬品の認可が下りるかもしれません。
サメ軟骨の製品が開発され始めたのは1970年の前半ですが、一躍注目を浴びたのは1993年になってからのことです。
末期がんと宣告された83歳の元プロボクサーがサメ軟骨のお陰で奇跡の復活を遂げた話が、アメリカの三大ネットワークの一つであるCBSテレビの人気番組で紹介されたのがきっかけです。
その放送によると、キューバの陸軍病院で末期ガン患者29人に1日60グラムのサメ軟骨末を26週間経腸投与したところ、7人は残念ながら死亡してしまいましたが、残りの22人が試験期間中も生存したのです。その生存者の一人が83歳の元プロボクサーだったのです。
元プロボクサーを含めた6人に著効が認められ、その他の16人も改善傾向があり、治療とはいかないまでもガンの進行が止まっていました。
この話は、日本のテレビなどのマスコミでも取り上げられ、大きな反響を呼びました。
当然のごとく、これがきっかけになり、日本でもサメ軟骨が健康食品として輸入されるようになりました。
が、ほとんどの商品が生のサメ軟骨を加熱し、脱水処理した後、粉砕または冷凍粉砕し、粉末か顆粒にしただけのものでした。
しかし、その数年後1997年に、サメ軟骨の制ガン作用を否定する研究データが公になりました。
米国臨床腫瘍学会で「末期ガン患者でのサメ軟骨パウダータイプによる臨床結果」というタイトルでサメ軟骨パウダータイプはガンに対しては効果がないと発表されたのです。
これはガン治療調査機関の医学部長であるデニス・ミラー博士の管理で行われた臨床治験で、治験薬としてある有名ブランドのサメ軟骨パウダーが使われていました。
末期ガン患者60人に、体重1グラムあたりサメ軟骨パウダー1グラムを経口で12週間投与したところ、ガンに対して効果がなかった上に、ほとんどの患者に胃腸疾患の副作用が認められたと発表したのです。
この結果は、サメ軟骨の製品開発に大きな示唆を与えました。
サメ軟骨を加熱処理すると血管新生抑制作用が失われることが分かり、処理方法や製造方法に改善がなされたのです。
もちろん原材料になるサメも汚染されていない海域のサメを使わなければならないことは言うまでもありません。これがきっかけでサメ軟骨の商品化はカナダや米国において大きく前進したのです。サメ軟骨が、ガンだけではなく、リウマチ様関節炎や変形性関節炎症の治療に使われるようになり、すばらしい効果が得られるようになったのです。
免疫システムを活性化するβグルカン(β-1.3/1.6-D-グルカン)
NK細胞(ナチュラルキラー細胞)を活性化するアラビノキシラン
ガン細胞を自殺死(アポトーシス)へ誘導するフコイダン
有害物質を吸着して体外に排出させるキチン・キトサン
糖鎖が正常に働くための糖鎖栄養素含有食品
腸管免疫を整え白血球の数を増やす乳酸菌FK-23菌
異形細胞の自己エネルギー生産をブロックするCPL(環状重合乳酸)
天然の抗生物質プロポリス
栄養素の働きを円滑にするビタミン&ミネラル

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