松節には、優れた鎮痛効果、強力な抗酸化作用があります。松節エキスは、関節痛、リウマチ、神経痛、生理痛、ガンの痛みの緩和におすすめです。
松節は、松瘤(樹皮が瘤状に増殖したもの)といい、松の木自信が害虫や外傷による傷を治すために松の成分が集中して、出来たものです。
松の自己治癒成分を豊富に含んだ松節は優れた鎮痛効果があり、また強力な抗酸化作用により、関節痛・リウマチ・神経痛、生理痛・ガンの痛みなどの苦痛を改善する漢方の治療薬として昔から使用されてきました。
筋肉のポンプ作用、血管運動の促進により、滞った血液を循環させ、抗酸化作用により組織の炎症を抑えます。また、中枢視床を活性化させることによって、下行性抑制ニューロンを活性化させ、鎮痛作用を発現させます。
子宮内の血管運動を活発にし老廃物・濁った血液を発散させ、抗酸化作用によって子宮内での炎症を解消します。
松節が神経伝達物質の分泌を促進し、交感神経の興奮を抑制することにより、筋血管系の緊張からくる、震えに改善が期待されています。
松節の抽出物の主成分は松節エキス(松ポリフェノール)で、精油・酵素およびリグニン等が含まれており、ビタミンEより50倍、ビタミンCより20倍以上の抗酸化作用が認められています。
松節の主成分は子宮内膜症・生理痛・子宮癌・肝機能改善・ウイルス減少等に、最近は慢性疲労症候群に効果をあげています。
その理由の一つに、抗酸化物質としての活性酸素を消去する能力があげられます。
松節エキス(松ポリフェノール)とは松の節(瘤)から抽出したエキスのことを言います。このエキスにはプロアントシアニジンやピネン類の精油成分など20種類以上の成分を含有しています。今、EUで話題のピクノジェノール(PYCNOGENOL)も松の樹皮から抽出したエキスであり、各学会で発表されている薬理作用は抗酸化作用、抗炎症作用、抹消血管拡張作用、血小板凝集阻止作用、抹消血管抵抗減弱作用、結合組織の補強、ビタミンCの生体内活性における保護などがあります。
変形関節炎は中年以降に起こる関節の病気で老化現象のひとつです。
関節に炎症があったり、軽くなったりを繰り返しながら悪化して行きます。最初のうちは関節の不快感や、関節に体重がかかるときにこわばりを感じる程度ですが、悪化すると軟骨を痛め関節が変形し、歩行が困難になることもあります。特に膝に多く起こり、曲げ伸ばしができない、水がたまるなどの症状がでてきます。関節には、骨と骨とが直接接触しないようにそれぞれ関節軟骨がついていてクッションの役目を果たしています。軟骨に弾力があるのは、コラーゲンやコンドロイチン、ヒアルロン酸といった弾力のある保水成分が多いからですが、加齢とともに減少して行きます。また老化で軟骨部分が磨り減り、その破片が組織を傷つけ炎症を起こすようになります。
活性酸素はヒアルロン酸を分解し、メタロプロテアーゼやコラーゲナーゼを活性化する作用があります。変形性関節症の関節では滑膜細胞増殖や好中球浸潤がみられますが、これらにより活性酸素が分泌されます。好中球は炎症部位に起こる主要な変化の多くに関与しますが、松節を投与した実験で好中球の炎症反応が抑制されました。
この松節が疲労症候群と繊維筋肉痛(Fibromyalgia)障害に素晴らしい効果があることがわかっています。
繊維筋肉痛を伴わない慢性疲労症候群または筋痛性脳脊髄炎(Myalgia Encephalitis:M.E)患者および慢性疲労症候群(CFS)を伴わない繊維筋肉痛患者はほとんどないといわれています。
普通リューマチ専門医はこの症状を繊維筋肉痛と診断し、内科医は慢性疲労症候群と診断します。しかし、慢性疲労症候群について触れた時は繊維筋肉痛も含めてのことになります。
もし活性酸素(フリーラジカル)による障害がみられたと仮定すると、松節の主成分の抗酸化作用が慢性疲労症候(CFS)に有効なのではないかと考えられます。後に述べる脳血流量低下も根本的な原因は活性酸素の害かもしれません。また、松節が神経伝達物質を増加させることも明らかになっていますのでこの作用も見逃せません。
今日、北米ではこの症状の患者は相当な数になりますが、その事実は殆ど知られていません。
この症状を示すべき特定の試験方法は何もなく、結果的に、抗ヒスタミン剤、抗うつ薬、鎮痛剤、精神安定剤などが投与され、殆ど効果がないだけでなく、実際には非常に有害です。
この症状が蔓延しているので、米国疾病管理センター(US Center for Disease Control)では、慢性疲労症候(CFS)患者のために特別の回線を設けていますが、1ヶ月に3,000件の電話を受けています。
慢性疲労症候群は内科医を訪れる症状の上位を占めています。
1984年から1987年にはCFSで医者を訪れる患者はそれまでの2倍になり、1987年から1989年にはその数はさらに2倍になっています。
慢性疲労は、治療が遅れると鬱、自殺、心臓疾患、癌など様々な病気を引き起こすなど、健康に重大な影響を及ぼします。厚生労働省の調査によると「仕事で疲れている人」は72%にものぼり、文部科学省の研究班による調査報告では日本の人口の4分の1にあたる約3000万人が「6ヶ月以上、慢性疲労」の状態にあります。
大阪大学医学部を中心とする研究チームにより疲労が脳に関連していることが証明されました。医薬品、健康食品などの治療薬の開発も進められています。
松節の成分は脳血流を増やし、神経伝達物質を増加させることが確認され、世界的に注目を集めています。
慢性疲労症候(CFS)の患者の多くに脳血流低下が認められ、大脳の脳血流が正常時の10分の1程度まで低下しています。特に顕著に現れるのが前頭葉の部分です。前頭葉は理性や感情を司り、自発的な行動を起こす神経もここに含まれています。この部分が働かなければ、いわゆるキレる状態になったり、非常にイライラして落ち着きがなかったり、暴力を抑えることができなくなったり、計画的に物事を行ったりすることができなくなってしまいます。
疲労が蓄積されると何かをしたいという意欲が全く失せてしまいます。そして微熱、食欲低下、胃痛、頭痛など体調に異常が起こりはじめ、思考力や判断力が鈍くなり、イライラ感がつのります。
こんなに辛いのに、検査では異常がみられないので周りからは怠けている、とか気にしすぎといわれ、本人がなんとかしたいと思っても体が疲れて何もできない、考えられない状態になります。
これらは、責任感が強い人ほど悪循環に陥ってしまう傾向にあります。
模索状態が続いていますが、現時点でわかっている事実の1つである慢性疲労症候(CFS)の患者の多くに脳血流低下が認められるということに着目すると、脳血流を良くしてあげれば改善すると考えられます。ハーバード大学のZhou博士の報告で、松節が神経伝達物質を増加させることが明らかになっています。松節は血流循環を改善し、ドーパミンの分泌を促進するので血流量が増加し症状が改善されると期待できます。
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