フーディア・ゴルドニーは、南アフリカのカラハリ砂漠に生えるサボテンに似た多肉植物です。
このフーディア・ゴルドニーを数千年前から狩猟生活を続けるサン人は、狩猟に行く前に、その間(2〜3日)の空腹感を無くすために伝統的に食べています。
単に空腹感を抑えるだけでなく、豊富に含まれる水分やミネラルなどの栄養素が体を元気にしたといわれています。
現在でも、実際にサン人たちは何も食べずにフーディア・ゴルドニーだけでエネルギッシュに狩猟を続けているそうです。また腹部の痙攣や痔、結核、消化不良、高血圧、糖尿病などに用いるそうです。
フーディアの外見はサボテンのようですが、ギムネマ・シルベスタと同じガガイモ科の植物です。
近縁種は南アフリカ、ナミビア、アンゴラの地域に約20種あるといわれていますが、食欲をコントロールする活性物質が含まれるフーディアは、カラハリ砂漠でもゴルドニー地域のフーディア・ゴルドニーだけとされています。
サン人が数千年来利用してきたフーディア・ゴルドニーに食欲コントロール作用があることが判明したのは、全くの偶然からです。1996年に南アフリカ共和国・工業研究評議会(CSIR)は、サン人が食べる土地固有の食物を調査しました。
調査の一環としてサン人が利用する植物の毒性についてラットを使って調べました。するとフーディア・ゴルドニーが無毒であるだけではなく、動物の体重を減らす効果があることを発見しました。翌年、CSIRは、この食欲をコントロールする作用を持つ活性物質「ステロイド配糖体」の分離に成功し、フーディア・ゴルドニーの活性物質は、花、棘、皮、根には含まれず、茎の中身にしか存在しないことも確認しました。
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